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以前こちらでも『千葉県知的障害者福祉協会(CAID)様のWebサイトを制作しました。』というエントリを上げていましたが、その流れでやらせてもらったお仕事が今回の「写真パネル&詩」です。写真パネルはまだしも「詩」ってなんだ?って感じでしょうか。
CAID様のサイト作成にあたって窓口となってくださったのが、木更津にある社会福祉法人の理事長Hさんでした。Hさんはとてもおもしろい人で、僕もすっかり仲良くなってしまったのですが、彼とやりとりするなかで「いい写真がいっぱいあるんだから写真展でもやりたいよね」という話が出たわけです。
ただ、ただ写真を並べるだけではもったいない、一枚一枚にちょっとした詩を添えて展示してはどうか、と。「写真の選定をしてくれれば、詞の作成からパネル作成・入稿まで僕がやりますよ」と言ったら、「じゃあ、やってみるか」となった。
ということで、Hさんが選んでくれた写真をじっと見つめながら、1枚1枚イメージを膨らませて詩を書いていきました。ある意味で、「写真で一言」です(一人ごっつとか、知らないですかね)。以下、僕が書かせていただいた詩を、写真と共に紹介します。※スマホの方は字が小さくて見づらいかもしれません。すみません。
いかがだったでしょうか。障害者というとやはり偏見の目で見られることがまだまだ多いわけですが、支援施設で何時間も一緒に過ごしてみるとむしろ、「健常者よりも優れている点」がたくさん見つかります。おもしろいですよ、彼ら。今回の仕事を通じて、僕自身がそういう新しい視点を得ることができました。
ちなみにこの写真&詩ですが、実はいろいろな障害者支援施設の施設長さんやスタッフさんにも書いてもらったんですよね。こちらには僕以外の方の作品も公開されています。いろんな人が利用者さんや利用者さんとの時間のことをじっくり考えて言葉にしました。前述のHさんも「こんなに感動的な仕事はなかなかないな」と喜んでくれました。
これら数十枚の写真パネルはHさんの手元にあり、いろいろな場所で実際に展示会を開いてくださっているようです。お客さんの反応も非常にいいそうで、個人的にもかなり思い出深い仕事の1つです。作ったのはかなり前なんですが、いつか絶対に紹介したいなと思っていました。
もしかしたら、自分にとって「仕事と遊びの境目」が曖昧になりはじめたのは、この案件がキッカケだったのかもしれません。
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